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地球はひとつ、気圧はみっつ?!(空気圧あれこれ) [埴輪備忘録]

自転車の複雑な単位シリーズ(と勝手に命名)、困った人も多いと思う空気圧の単位。
タイヤ横には適性空気圧の表示が入っているけど、数字が幾つか併記して、しかも数値がバラバラ。
ポンプのゲージを見ても、違う数値の目盛りが入っているし、しかも単位が無い!何を信じていいのか分からない。このカオスな状況を、ああ、スッキリしたい!

タイヤに記載されることが多い、以下3つの単位をちょこっと調べてみた。

 







kPa(キロパスカル)

パスカルとは国際単位系の圧力・応力の単位。
(「パスカルの定理」のパスカルさんから名称を頂いたそうな。)
今後、この単位に統一しましょーね、という流れになってくると思われる。

1パスカルは、1平方メートル(m2)の面積につき1ニュートン(N)の力が作用する圧力または応力と定義されている。(Wikipediaより)
タイヤの空気圧等は便宜上、kPa(キロパスカル)で表示するので
       1000Pa=1kPa
以前よく使われていたkgf/cm²(1重量キログラム毎平方センチメートル)に換算すると
       1 kgf/cm²=98.0665kPa 
日常使う範囲では 1 kgf/cm²イコールアバウト100kPa ぐらいと考えて良さそう。
手持ちの空気圧計の単位がkgf/cm²なら、100で割ると換算可能。

単位あたりで比較すると 1kgf/cm² > 1kPa

bar(バール)
日常、いちばん馴染みのある単位じゃないだろうか。だいたい何気圧ぐらい空気入れて下さいね、という説明が一番分かりやすいかもしれない。しかし、定義が意外とややこしいことに気付いた。

バール(bar)は、CGS単位系における圧力の単位の一つである。その名前は、ギリシャ語で重さを意味するbárosに由来する。1バールは、106ダイン(dyn)(1メガダイン)の力が 1平方センチメートル(cm2) の面積に作用する時の圧力(106バリ(b))と定義されている。(Wikipediaより)

なんのこっちゃ?

1バールは1気圧に値が近く、海面における標準気圧は約1.01325バール(1013.25ミリバール)である。(Wikipediaより)

てっきり 1バール = 1気圧 と思っていたけど、実は 1バール > 1気圧 なのね。
これも日常使う範囲なら、ほぼ同じと思って良さそう。
      1 bar = 100 kPa
比較すると 1 bar > 1kgf/cm² >1 kPa

psi(ポンドスクエアインチ)
ぴーえすあい、とか、ぷさい、とか、好きなように呼ばれている感があるコレ、最も定義が分かりにくいんではないだろうか。それもそのはず、

重量ポンド毎平方インチ(じゅうりょうポンドまいへいほうインチ、pound-force per square inch, 記号: lbf/in2)は、ヤード・ポンド法における圧力の単位である。 1重量ポンド毎平方インチは、1平方インチの面積につき1重量ポンド(lbf)の力がかかる圧力と定義される。国際単位系(SI)では正確に6 894.757 293 168 361 336 722 673 445 346 9 パスカルとなる。(Wikipeiaより)

ポンドにインチと来たか!どうりでよく分からない数値と思った。
それにしてもどうやって換算すれば良いのか。
    1 psi ≒ 6.89 kPa と考えて、ざっくり計算するなら約7倍ぐらい。
    1 kPa ≒ 0.15 psi 
例えば推奨空気圧600kPaで空気圧計がpsi表示だったら、90弱入れれば良いって事になる。

比較すると 1 bar > 1kgf/cm² >1 kPa > 1psi

ああ、だいぶスッキリした。

ちなみに、タイヤに記載されている数値も、換算してみたらアレ?ちょっと多くないか?少なくないか?ってのがよくあるけど、端数が沢山出て来るので、だいたいキリいい数字を記載してるんだろう。
相手が空気だからしょうがない。

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