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優しい大人達 [埴輪放言録]

11月の事なんで年を跨いでしまったけど、今年もサイクルチャレンジ藤沢に息子連れで行ってきた。

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今年も色々と豪華だったけど、なんと別府フミさんが途中から参加で、MTBでレースに参加したり、ウィリーやジャックナイフを披露したりしてワクワク!
子供達(特に男の子)はもう目をキラキラさせて取り囲んでいた。
多分、次の日には藤沢近辺の公園で、ウィリーを試みる子供達がかなり居たんじゃないかと...(笑)

子供達が一本橋やスラロームにチャレンジしている間、小さい子達がストライダーでトコトコ走る微笑ましい姿を眺めて和んでいた。ホントにカワイイなぁ♪

でも、いつもちょっと引っかかる事がある。就学前ぐらいの子には、それこそストライダーみたいな補助輪外すトレーニング用機材?!みたいな物は色々あるけど、もっと大きくなったら?

数は少ないけど、自転車に乗れない小学生は居る。その子達が自転車に乗れるようになりたいと思った時、誰がどんな機材を使ってサポートするんだろう?

大抵は親か周囲の誰かが、普通の自転車を使って練習するんじゃないかと思う。で、買う段階で「背が伸びる事を考えてちょっと大きめな物」を選んで、「後ろで支えて手を離す」方法で。

前にも書いたけど、これ、練習方法としてはあまり効率良くない。前に進む事でバランスを取るという事を体感せずに、支えてもらうことでバランスが取れると思ってしまうから、意識せずに転倒してしまう。増して車体が大きくて重たいから、なかなか自分で起こせない。(子供用の自転車は重い。しかも走行に支障はない装備が満載)自転車は怖いと思う。怖いと思うからヤル気にならない。それをオトナは「運動神経が鈍い」と平気で言う。

鈍いのは、ありもしない運動神経じゃなくて、そのやり方と機材はマズイと気付かない周囲の大人の感性。工夫すれば大抵の子は短期間のうちにスイスイと乗れるようになる気がしてならない。

かといって小学生が乗れるストライダーのような自転車トレーニング機材は、市販では無いのが現状。そういう時こそ自転車屋の出番じゃないかな。中古の子供車をベースに、要らない物を出来る限り取っ払い、BBを引っこ抜きチェーンを外し、スプロケを抜けば倒れてもそんなに危なくない。力の弱い子でも支えられるぐらいの重量になる。小学生が使うんだったら、ブレーキは有りかな。足をついて止まるんじゃなくて、ブレーキをかけて止まる感覚は最初から覚えた方がいいかもしれない。

そんなので2~3日チョロチョロ走り回れば、多分、大抵の子は次のステップに行けるような気がする。普通の自転車に乗るにしても、子供用は装備多すぎ!スケルトン状態なのって無いんだなぁ。乗る状態に応じて必要なモノを追加するスタイルなら、軽くできると思うんだけど。

外でやるのが恥ずかしければ、体育館でも借りて出来ないかな。一輪車用のタイヤ使えば、体育館の床でも走れる。なんでこんな事考えるのかというと、小学生なら自転車乗れて当然、という空気があるから。学校の遠足で、サイクリングが取り入れられる事もあるし、自転車教室なんかもあったりする。その時に、乗れない子はどうするんだろう。ろくに練習する機会も無くて、置いてきぼり状態?
それこそ、大人がなんとかする方法を考えないといけないんじゃなかろうか?

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もう一つ、TTに興じる高学年の女の子達の自転車、みんな「少女車」と呼ばれる変速無しのタイプで、重量はそこそこ有り、坂が多い所ではかなりしんどそうだ。

市場に出回る子供用の自転車、男の子向けはCTBと呼ばれる変速付きタイプの物が殆どだけど、女の子の同タイプは少ない。デザイン的な好み、価格の問題も大きいと思うけど「女の子は僅かしか乗れない」って思い込みが、わざわざ乗りにくい自転車を出回らせているのでは?と皮肉な勘ぐりを入れてしまう。彼女達がもう少し大きくなった時、身長130〜150位かな。いわゆる軽快車じゃない、そこそこ走れる軽量な自転車というのはかなり少ないような。

いい年したオッサンが血眼になって軽量化するパーツなら、いくらでも選択肢があるのに、力も弱く体力も乏しい女の子達に、もっと乗りやすくて軽い自転車という選択肢がホントに少ないのは、何か身につまされる。セールス的に厳しいのは十分に分かるけど、なんとかしようというオトコ気溢れるメーカーは無いのかなー。




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