SSブログ

自転車屋目線で考える、知っておいて損はない事故の話・その2 [自転車屋雑記帳]

引き続き、保険会社の絡む事故(主に、車との事故)について気付いた事をつらつらと書き連ねてみる。

・自転車だって交通機関だ!

よくいらっしゃるのが、即日修理対応だと思い込んでくるお客様。たとえ些細なものであっても、保険会社が絡む事故であれば、支払いするのは基本的に保険会社。(もちろん、一時的に立て替える形にはなるが)見積もりを出して保険会社の承認を得ないうちは、修理を進める事が出来ない。それは自転車であっても同じ事。

故に、毎日の通勤通学で使うような場合は、代替手段を考えておく必要がある。店舗で代車を出してくれる場合もあるけど、手配が出来ない事も有り得る。また、自転車に乗れない程の怪我だったら、代わりに公共交通機関なり、車なりを使う必要も出て来るだろう。

自転車以外の処遇については分からないのだけど、こういう場合、代替手段の交通費は相手に請求出来るものなんだろうか?もし経験のある方がいらっしゃれば、是非教えて頂きたい。

・「詳しい事は分かりません」では損をする

学生さんの事故だと、保護者様だけがご来店される場合が結構多い。たとえ小さなお子様であっても、怪我などで動けない等の理由が無いなら、可能な限り事故に遭ったご本人同伴で来店された方がいい。

「事故に遭ったんです」といって保護者の方がこられた場合、詳しい状況をお伺いしても、よく分からない、と返答される事が結構多い。「何故そんな事を聞くのか、さっさと修理してくれ」と言われる事すらある。どのあたりにぶつかって、どちら側に倒れたのか。これは見積もりを出す上で、大事な情報。こういう状況は、ご本人しかなかなか説明できない。

店ではお客様からのお話を元に、損傷箇所をチェックする。直接、衝突したと思われる所は特に念入りに、また、転倒した時の下側になっている所は、特にグリップやペダル等、傷や歪みがひどい事が多い。

事故の状況が分からない場合、大きく損傷している所を中心に、状況を想像しながら見積もる事になる。大抵の場合はそれで見積もり可能だけど、他の部分に見落とし(特にキズなど)が発生する事もある。あと、損傷した小物や服を持ち帰っていて、見積もりに含められなかった事も。

もし、どうしても本人がご来店出来ない場合は、どんな風にぶつかってどちらに転んだのか等の詳細や、怪我の状態、服や小物に損傷は無かったか、等を詳しく聞いて来て頂くと助かる。

・写真は携帯カメラでもOK!

保険会社からは、見積もりの送付と共に、写真(全体、損傷の酷い箇所で2枚ぐらいの事が多い)を請求される事が殆ど。写真は店で撮影する事が多いが、損傷の様子が分かればOKなので、自分で撮影してプリントアウトした物でも良い。なるべくシンプルな背景だと様子が分かりやすい。どのあたりが損傷しているのか、説明を添えると親切。

・どこへ持って行けば良いのか

事故に遭った場合、購入した店が近くにあれば(またはいつも面倒を見てくれる店)そこへ持って行く事になると思う。でも購入した店が遠いとか、通販の場合はどうすれば良いのか。

言いにくい事だけど、自転車店の中には、自店購入以外(特に通販)のものに頑なな態度を取る店も少なくない。勿論、その理由にも分かる部分はあるんだけど、いまどきのカスタマーサービス感覚では、そりゃ違うだろう!と思う事の方が多い。

もし近隣の店で見積もって欲しい場合は、事前に受付可能か確認した方が良い。できれば同じメーカーを取り扱っている店の方が、補修部品等の手配がスムーズに入って来やすいのでお勧め。取扱店でない場合は、修理できない場合や、代替部品になってしまう事もあるので。

でも、誠意を持って引き受けてくれるお店なら、出来る限りの事はしてくれると思うので、それが一番だと思う。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。